NextDrive が日本 TST 社および台湾ブルーテクノグループが環境省と進めている次世代低炭素交通システムの開発に参画

公道走行カート(グリーンスローモビィティ)における、車載バッテリー・充電ステーションの管理システムの開発
  • NextDrive Atto データゲートウェイ
  • 車載バッテリーとデータ管理システムの統合
  • 車載バッテリーの状況と位置情報をリアルタイム表示

次世代低炭素交通システム:
NextDrive が、日本 TST 社および台湾ブルーテクノグループが環境省と進めている次世代低炭素交通システムの開発を支援

環境省は日本の行政機関として、環境保護・廃棄物対策・公害規制等を管轄しており、現 代社会の在り方を持続可能なものにすべく尽力しています。

近年では、環境保護政策の一 環として公共交通機関の利用と脱炭素化政策を挙げ、再生可能エネルギーの活用を推し進 めると同時に、利便性・利用者数向上を目指しています。

この方針のもと、国土交通省道路局と連携し、高齢過疎化が進む地域を対象にした、都市- 農村部間の公共交通のインフラ整備・改善に取り組んでいます。その中でゴルフカートを改良して作られた次世代の公共交通として注目されています。これは車載バッテリーと充電ステーション管理システムを用いて、従来の高コストな公共交通機関を置き換えるものとして注目されています。

NextDrive は Atto を用い、複数のデバイスのデータを統合することで、ヒューマンマシンインターフェース (HMI) 上に表示が可能となりました。プロジェクトの核となるデータゲートウェイとして、公道走行カート(グリーンスローモビィティ)のバッテリー状況と充電ステーションの状況をリアルタイムで表示させ、都市-農村部間の交通機関の構築に貢献しています。

▲Atto データゲートウェイ

エネルギーマネジメントシステムを応用し、移動ルートの最適化と効率的なエネルギー供給を実現

このプロジェクトは、HITACHI 公道走行カート(グリーンスローモビィティ)・台湾 bluetechono が提供するリチウムイオン電池・各箇所にある充電ステーションを TST 社が統合して行われました。しかし既存システムでは、移動中のバッテリー状況や、充電ステーションまでの最適ルートと充電時間の計画調整を、全ての車体で把握することは困難かつ大きな課題となっていました。

これらの問題を解決すべく、NextDrive の Atto データゲートウェイが採用され ました。

RS-485 ポートを内蔵した Atto データゲートウェイに、車載バッテリーを接続することで、バッテリーマネジメントシステム (BMS)・電力メーター・車載 GPS・充電ステーションシステムを簡単に統合することが出来ます。Atto はデータ中継機としての機能も有し、内蔵の SIM カードで 4G/ LTE 通信を行うことで、車載バッテリー残量・充電ステーションと GPS 位置情報を、リアルタイムにクラウド上にアップロードすることが可能です。収集されたデータはウェブサイト上に表示され、モニタリングされています。

▲バッテリー・充電ステーション管理システムフロー

ウェブサイト上のインターフェースはシンプルかつ直感的に操作できるよう設計されています。Google マップとの連携により、各充電ステーションの位置がマップ上で確認でき、かつ各車載バッテリーの残量・電圧・出力がリアルタイム表示されます。これらのデータを活用することで、カートの運転手や管理者はシステム状況を正確に把握でき、充放電等のメンテナンススケジュールを調整することが出来ます。

 

公道走行カート(グリーンスローモビィティ)における、バッテリー・充電ステーション管理システム

  • 公道走行カート(グリーンスローモビィティ)の総計バッテリーキャパシティ・電圧・電流
  • 充電ステーションの出力電流・充電電圧状況
  • Google マップ上での公道走行カート(グリーンスローモビィティ)・充電ステーションの現在地情報

▲バッテリー・充電ステーション管理システム画面

エネルギーマネジメントシステムを用いた、移動ルートの最適化と効率的なエネルギー供給

現在このプロジェクトはフェーズ1を終わり、各モニタリングシステムと管理システムの検証が完了次第、2021 年にはフェーズ 2 となる EV の車載バッテリー管理システムの日本各地で台数を増やして実証走行を行う計画しています。

これまで、GPS と車載バッテリー管理システムの両機能を備えた、EV モニタリングシステムはあまりありませんでしたが、NextDrive の Atto データゲートウェイを応用することで、現在環境省は公道走行カート(グリーンスローモビィティ)の電力見える化の可能性を検証しています。

プロジェクトから収集したデータを活用し、EV の状態・バッテリー寿命など、詳細な分析データを環境省に提供することで、移動ルートの最適化と効率的なエネルギー供給を試みています。また、フェーズ 2 である、大規模なエネルギーマネジメントシステムを検討する上でも、重要な機能を果たします。再生可能エネルギーを用いた都市-農村部間の交通機関を活用し、様々なエリアから複数の人々にプロジェクト参加してもらうことで 、より効率的なシステムの検証・開発を目指します。

このプロジェクトは、従来の交通システムを低炭素化・スマート化するのみならず、未来の エネルギーシステムを構築する上でも重要な役割を果たします。将来的には、EV が持つ バッテリーと、収集するエネルギーデータを活用することで、エネルギーの自動供給が 可能となったり、仮想発電所 (VPP) の構築が可能となるかもしれません。