NextDrive と台湾・成功大学、AIoT 医療ソリューションを共同開発、体温変動早期検知システムで COVID-19 感染対策に寄与

COVID-19(新型コロナウイルス)の世界的大流行を受け、各国の学術界と産業界が積極的に感染対策に力を入れています。この度、 NextDrive Co.(本社:台湾台北市、代表取締役 CEO:顏哲淵、以下「NextDrive」)は、台湾の国立成功大学(以下「成功大学」)の看護学科、情報工学科と共に開発した「リストバンド型体温センサーを活用した体温変動早期検知システム」を同大学病院の内科病棟に導入します。テクノロジーを活用し、新型コロナウィルス感染拡大防止への早期対応を実現します。

本システムは医療機関において業務に従事する最前線のスタッフを対象として導入します。スタッフがリストバンド型の体温センサーを装着するだけで、リアルタイムに連続的な体温と心拍数のモニタリングが可能となります。さらに、 AI アルゴリズムによる分析で体温の変化が予見される対象者を早期に発見することができます。このようなシステムを導入することで第一線で戦う医療スタッフの健康管理を支援します。今後は、医療機関のほか、企業事務所などへの導入により、新型コロナウィルス感染拡大防止と日常業務の継続を両立するため仕組みとして活用される見込みです。

►成大病院の医療スタッフがリストバンドを着用している様子

台湾の科技部(文部科学省に相当)の先進テクノロジー担当部門である前瞻応用科技司(Depertment of Foresight and Innovation Policies)、成功大学と成功大学病院の支援を受け、成功大学看護学科柯乃熒特任教授、成功大学病院柯文謙副院長、感染科陳柏齡副教授、情報工学科荘坤達副教授、高宏宇教授と数学科舒宇宸副教授が「学際的スマート感染対策チーム」を結成し、「リストバンド型体温センサーを活用したスマート体温変動早期検知システム」の研究開発に成功しました。さらに、同大学内の学際的な技術統合だけではなく、NextDrive の提供する通信技術、クラウドサービスを統合することにより、システムに必要な通信基盤とクラウドプラットフォームを早期に構築することができました。

NextDrive は IoT 通信技術に力を注いでおり、台湾発企業として同分野では最初に日本の電力市場に進出したIoE プラットフォームプロバイダーです。本システムでは当社が日本市場に2017年から投入している IoT ゲートウェイ Cube を活用し、 Bluetooth でリストバンドと接続し、装着者の体温、心拍数などの生体情報と位置情報を取得します。取得されたデータは当社クラウドプラットフォームにアップロードされており、本システムにおいてNextDriveはデータの収集、伝達と管理をワンストップで提供しています。収集したデータを活用して、リアルタイムで装着者の健康状態のモニタと予測が可能になり、万が一の際には着用者の位置情報を活用し接触記録を把握することも可能です。

  NextDrive が開発した IoT ゲートウェイ – Cube

NextDrive でプロダクト開発を統括する小長井教宏は、「医療の専門家とIoTテクノロジーの専門家が協力し感染症流行に対する新たな対応策を見出した。今後も活用の場の広がりが見込まれる。」と述べています。現在、本システムの商品化に向けて準備を進めており、将来的には台湾の医療機関、企業での活用のほか、日本など諸外国でも同様のソリューションの展開を予定しており医療機関、企業の感染症対策への貢献も期待されています。